23.05.03 24.04.03 更新

ファッションデザインコース卒業生 山内瑞葉さんブランド「Mizuid」2023年春夏コレクションPOPUPイベントに訪問&インタビュー

学生インタビュー
東京校

バンタンデザイン研究所 キャリアカレッジ ファッションデザインコースを卒業しオリジナルブランド「Mizuid」のデザイナーとして活躍する山内瑞葉さんが、有楽町マルイで2023年の春夏コレクションPOPUPSTOREを開催されたとのことでお話を伺ってきました!!

 

 

 

 

 

──まず最初にMizuidにとって2ndシーズンとなる、今シーズンのテーマについてお聞かせ下さい

 

 

23SS(春夏)シーズンテーマは“Wavering but Unwavering”揺らぎつつも揺るがぬ心。水と光のきらめきに、迷いながらもしなやかに生きる姿を重ねたコレクションです。マニッシュでありながらエレガントに、きれいめなのにどこかストリートさも感じられるような、どこにもカテゴライズされづらいのに、そこには確かにらしさがある。そんなイメージを意識して作りました。」

 

▼“Wavering but Unwavering”とテーマの込められたアイテム

 

 


 

 

──テーマはどのようなところからインスピレーションを得たのですか?

 

 

「自分がこれまでカメラで収めてきた数々の景色の中で、特に印象に残っている美しいものと、リアルに感じる人の美しさを重ね合わせてイメージを決めました。

 

そして、このテーマが、日々悩みながらも頑張っている誰かの心に響くといいなと想像しながら言葉にも落とし込んでいきました。」

 

 

▼テーマが反映された今シーズンのLOOKBOOK・ノベルティのMizuidオリジナル巾着・来場&Instagramフォロー特典のポストカード

 

 


 

 

──テーマを洋服を通じて伝えるために大事にしていることはありますか?

 

 

「もともとのブランドコンセプトに合うシルエットをベースにしながら、テーマにあった生地のカラーや質感にこだわりました。ぼんやりと曖昧さのあるカラーとくっきりとしたブラックホワイトを取り入れたり、艶やかな質感の生地と粗めのヴィンテージライクな生地を両方取り入れたり、バランスを大事に選定しています。また、ルック撮影のモデルも20代と40代の方を起用し、より直感的にテーマを感じとって頂けるように細かく演出していきました。」

 

 

▼生地のカラーや質感にこだわったアイテムたち

 

 

 

 

▼モデルに20代と40代の方を起用したルック

 

 

 

 


 

 

 

──今シーズンのイチオシアイテムを教えてください

 

 

Asymmetric Big ShirtVintage Satin Layered Skirtの組み合わせがイチオシです。

 

初夏が楽しみになる爽やかなカラーと質感にゆったりとした着心地。絶妙なアシンメトリーなラインの重なりがポイント。それぞれ個別の着用でも様々なアイテムと合わせやすい落ち着いた色味にしています。」

 

 

▼イチオシアイテムのAsymmetric Big ShirtVintage Satin Layered Skirt

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

──オリジナルアイテムだけではなく、アクセサリーのセレクトをされていたりと、販売形態も幅を広げてらっしゃる印象ですが、セレクトする際にこだわったポイントはどういったところですか?

 

 

Mizuidオリジナルアイテムと親和性のある流れを感じるようなデザインにこだわってセレクトしています。少し変わっているけれどもシンプルで上品な、さまざまなコーディネート、シーンにマッチしやすいものを選びました。」

 

 

▼セレクトされたアクセサリー

 

 

 


 

 

 

 

──オリジナル作品ではキャップの展開が新鮮でしたが、デザインする上で洋服とどんなところに違いを感じましたか?

 

 

「男女問わずより多くの方に手に取って頂けるように、洋服との合わせやすさを重視して形の選定や、デザインを進めました。キャップはフロントの刺繍が主役なので、ロゴとはまた別の1デザインでブランドのイメージを伝えられるようにという点が新たなチャレンジになりました。」

 

 

▼フロントの刺繍が主役のオリジナルキャップ

 

 

 


 

 

 

 

──来場者からの反応はいかがでしたか?

 

 

「普段キャップをあまり被らないという方に、多く手に取って頂けたのが印象的でした。Mizuidの洋服の系統とキャップは少し意外性のある組み合わせでもあると思うので、それに合わせて作ったキャップも少し新鮮なものに仕上がったのかなと。」

 

 

 

 

 

──最後に、今後の目標はありますか?

 

 

「エイジレスへの挑戦やジェンダーレスへの挑戦を広げていきたいと思っています。シーズンを重ねるごとに毎回新たな一面を見せ、より性別年齢問わず着る人が自分の美しさに気付けるような服を作っていきたいです。まずは、次の秋冬コレクション、そしてランウェイショーを予定している翌年春夏コレクションで、進化し続けるMizuidの姿をより多くの人に見て頂けるように頑張っていきたいと思います。」

 

 


 

 

Mizuidの世界観やこだわり・魅力が沢山詰まった素敵なPOPUPでした。

 

次の秋冬コレクション、そしてMizuid初のランウェイショーなど今後の活躍にも目が離せませんね!

 

 

PROFILE

 

山内 瑞葉

 

1992年生まれ。九州大学農学部、大学院修士課程を修了後、大手広告代理店に入社。

 

会社員として働きながら週末にバンタンデザイン研究所 キャリアカレッジにてファッションデザインを学び、個人で『Mizuid』立ち上げに至りました。

 

 

Instagramhttps://www.instagram.com/mizuid_official/

 

 

HP https://mizuid.com/

 

 

●過去のインタビュー記事はコチラ(1stコレクションやブランド立ち上げについて)

 

https://www.vantan-career.com/schoolnews/detail.php?ne_id=608

 

 

 

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まずは、是非ご参加し今後のご自身の選択肢を広げてみて下さい!!

 

 

 

 

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