恵比寿・弘重ギャラリーにて卒業制作展を開催。イラスト&絵本作家コース卒業生10名による「はじめまして、のえほん展」へ!

バンタンデザイン研究所では、未経験からプロフェッショナルを目指せるコースが充実しています。
キャリアカレッジ イラスト&絵本作家コースの卒業制作展・「はじめまして、のえほん展」が、2025年9月16日~9月21日まで恵比寿・弘重ギャラリーにて開催されました。
【イラスト&絵本作家コース】
イラストレーター、絵本作家としてデビューするために必要なスキルと、自分の世界観を表現する力を身につけます。また、イラストや絵本の基礎から応用、出版におけるノウハウを学ぶことで、絵本に関連した幅広い活躍を目指します。
今回は、卒業生へのインタビューをお届けします。
- サマンサ・レイ作「カエルのかくしごと」
オーストラリア・アデレード出身のサマンサさん。
作品:「カエルのかくしごと」
あらすじ:ある日、カエルたちに不思議なことが起こり始めます。
主人公の想像力豊かな女の子は、「空想は現実とは違う」と周りから言われますが、女の子は空想の世界にひたっています。
使用画材:水彩、水彩色鉛筆、Photoshop
―― 絵本のテーマは?
サマンサさん「クリエイティビティ、セルフビリーフ、イマジネーションです。想像と現実のあいだで揺れる子供心を描いていて、空想と現実どちらも大切にできる、世界を描いています!」
―― 現在のお仕事について教えてください。
「インターナショナルスクールで、主に1歳から3歳までのクラスを受け持っています」
―― なぜ、バンタンデザイン研究所 イラスト&絵本作家コースを選びましたか?また、良かった点を教えてください。
「みんなのオススメでした!週に1回、朝9時から18時まで授業がありました。授業では、絵本の構成を学ぶことができ、絵本作家としてのキャリアについての講義もありました。学んで、自分自身のポートフォリオを用意することが大切だとわかりました。講師のアドバイスはとても役にたちます。皆さんとても優しいですし、教えるのも上手です!」
―― 今後の目標は。
「日本で絵本を出版するのが目標です!幅広い読者にアプローチできるよう、英語と日本語のバージョンを用意しています」
- いぬもち ひなた作「おもいでのオムライス」】
作品:おもいでのオムライス
あらすじ:主人公のネズミの男のコが、おじいちゃんのお祝いのごちそうを作ろうと悩み、アルバムをめくります。その中に、男の子自身の誕生日でおじいちゃんと食べたオムライスがのっています。『あのとき食べたオムライスを、作ろう』と材料集めの旅に出ますが、自分が思うようなオムライスは作れません。実は、おじいちゃんと一緒に食べること、誰かと一緒に食べることが「最高のスパイスである」というストーリー。
使用画材:パステル、コンテ
―― 入学した理由を教えてください。
いぬもちさん「イラストレーターと絵本のお仕事に興味があったんです。現在は、プロダクトデザイナーなんですが、自分自身で絵を描くことはほとんどありません。自分でクリエイティブなことにチャレンジしたいなと思いました」
―― 授業で得られた「学び」はありましたか?
「絵本の業界は、自分がどういう方向の絵本を生み出していきたいのかを学べたのが大きかったです。絵本のターゲットは子どもです。『言葉選び』は、気をつけないとまったく伝わらないものになってしまいます。
例えば『怒っている』とストレートに書くのではなく、『ぷんぷん』と擬音語で表現をしたりします。とても繊細な作業なんだなとわかりました」
―― これからの目標は。
「展示した作品をブラッシュアップして、コンペティションに応募したいです。個人的にはまだ納得のいく仕上がりになっていないんです」
―― バンタンデザイン研究所 イラスト&絵本作家コースで良かった点はありますか。
「週1回の授業で、通いやすいカリキュラムでした。
絵本作家の講師の方々に、どれくらいの期間で制作しているのかなど直接インタビューをすることができます。また、客員講師やイラストレーターの講師など幅広い講師がいらっしゃるのも良かったです」
- ひなまる作「うめちゃんのたからもの」
作品:「うめちゃんのたからもの」
あらすじ:うめちゃんは外遊びが大好きな女の子。ある雪の日、遊んで水浸しになったうめちゃんは、お母さんに叱られ家を飛び出してしまいます。でもそこは夢と現実が混ざった世界。うめちゃんの出会いと成長の大冒険をお見守りください。
使用画材:水彩色鉛筆
―― 現在のお仕事について教えてください。
ひなまるさん「接客業をしています」
―― バンタンデザイン研究所 イラスト&絵本作家コースを選んだ理由は?
「絵本制作に興味を持っていて、ネットで見つけました。バンタンという名前も聞いたことがありましたし、絵本作家のえがしらみちこ講師が教えてくださっていたのが大きかったです」
―― バンタンデザイン研究所で良かったことは。
「親身になって教えていただけましたし、『絵本作家を仕事にしていく』方法や、Photoshopの使い方など、実践的な技術を学ぶことができました。また、良い仲間にも恵まれました!」
―― 今後の目標を教えてください。
「絵本を、色々な人に見ていただく機会を増やしていきたいです」
ひなまるさんは、2025年12月12日(金)~12月14日(日)で開催される、『現代美術作家Xmas 小品展 2025』への出展が決定しています。
あかね にこ作「とんねる」原画は
「汽車が進む『とんねる』の中は想像の世界です。とんねるの中には、またとんねるがあり進んでいきます。私が勤めている保育所では、子どもたちは電車の玩具が好きで、目を輝かせながらトンネル遊びを楽しんでいます。子どもたちに、これから先も変わらずに期待を持ってさまざまな挑戦をしてほしいという希望を込めました」とメッセージ。
他にも、かなみつ ゆきこ作「ぼく ぜんりょくなだけなのに」原画、
佐藤 蓬作「星間報告」原画、
なみの なみこ作「ひとりぼっちのけんきゅうしつ」、「にどめのしっぱい」原画、
もりい とほ作「ちょっとだけ、ちょっとだけ」原画がお披露目されました。
在校生一人ひとりのクリエイションがかたちとなり、プロフェッショナルとしての第一歩を歩みはじめています。バンタンデザイン研究所で培った技術、講師・クラスメイトとのつながりをいかし、今後のキャリアを切りひらいていってください。