バンタンデザイン研究所キャリアカレッジを卒業し、
株式会社アライズでデザイナーとしてご活躍される瀧石 歩さんに、インタビュー!
──入学したキッカケは?
「前職は保育士だったのですが、退職後、せっかくだから違う世界も見てみよう!と考えた時に
漠然と、インテリアデザンや建築の仕事がしたいなと思ったのがキッカケです。
ただ、24歳だったのでそこから4年制の大学に入るのはちょっと……と。そこで候補にあがったのがバンタンキャリアカレッジでした」
──バンタンのことは、どのように知りましたか?
「友人がレコールバンタンに通っていて評判を聞いていました。
『決して学費が安いわけではないけれど、プロの講師が集まっていて勉強になるよ』と話していたので、校舎に見学しに行ったんです。
他に選択肢は考えていなくて、最初から一直線にバンタンデザイン研究所キャリアカレッジに通おうと思っていました。
確かに入学金は決して安くはないですが、それだけの学びを得ようと思いました。
また、自分にプレッシャーをかけるため、入学金の現金を写真におさめて携帯の待ち受けにしていました(笑)。」
──それはいいアイデアですね。ふたつのコースに通われていたんですよね?
「はい。24歳のときです。アルバイトしながら通いました。
クラスメイトは、グラフィックは20人くらいで、空間デザインは受けている方が10人以下だったので、手厚く授業が受けられました。」
──入学して良かったことは?
「素敵な講師の方々と出会えたことです。今でもお世話になっていて、卒業してからもご飯に行ったりしています。
どこの美術館がいいだとか最新の情報が自然と入ってきますし、手がけた物件のことや、最近注目している建築の話をしたりしています。
キャリアカレッジコースなので、講師との距離が近いというのはあるかもしれませんね。
クラスメイトも社会人経験のある人が多く、キャラが濃い人ばかり。授業もめちゃくちゃ楽しかったですし、刺激がありました。
また、基本ソフトへの理解が深まったことも大きいです。
それまでガラケーしか持っていなかったアナログ人間だった私が、AdobeやCADソフトをある程度使えるようになりました。」
──特に印象的な授業は?
「ドリンクをテーマにした展示会デザインの課題です。
子どもたちが楽しめる空間を無我夢中で作りました。
やりたいことを詰め込みすぎて、少々オーバーデザインになるくらい、とにかく楽しかったのを覚えています。
また、模型作りの授業では、材料を買いに行ったり、手掛けた物件を見学させていただいたりもしました。
まず、デザインの『楽しさ』から教えてもらえたことに感謝しています。」
──なるほど。瀧石さんのこれまでのキャリアについて教えて下さい。
「卒業後は、2019年1月から内装設計会社の設計アシスタントをしていまし
自分で設計をする訳ではありませんでしたが、壁紙やタイルを決めたり、図面の修正をしたり、社内コンペに出たり……と基礎を教えていただきました。」
──その後は?
「2社目は、ホテルや商業施設を手がける内装設計事務所に。その後、2020年1月から現在の設計デザイン事務所に落ち着きました。
展示会のデザインなどを手がけています。今は仕事もプライベートもどちらも諦めたくないなと思っています。女性だからこそ、今後もずっと仕事をしていきたいです。」
──お仕事の喜びは?
「限られた予算内で、クライアントの望みをカタチにできたときは嬉しいです。
アイデアを考えるのも楽しいですし、今は目指していた働き方ができていて充実感がありますね」
──休日の過ごし方は?
「外に出ることが多く、話題の店舗を見に行ったり映画を観に行ったり…。とにかく自由に過ごしています。」
──ありがとうございます。最後に、キャリアカレッジで学ぼうか迷っている方たちにメッセージを!
「『今の自分がいちばん若い』という言葉が好きです。『いちばん若い』ということは、『いちばん可能性がある』ということ。
例えば今働いている方なら『あと3年は続けてから考えよう』と思う人もいるかもしれませんが、今の社会で3年という歳月はとても長いです。
キャリアを積んでから……と日々思い悩んでいるのであれば、頭で考えることに傾きすぎず、行動に移したほうががいい。
動けば動くほど次の答えが見えてくると思います。まずは一歩、行動を!」