映像制作コースの中でも「実践コース」の学生が、滋賀県栗東市六地蔵にある「TCCセラピーパーク」のPR動画撮影のために訪問させていただきました!
教室で受ける講義とは違う、現場での撮影ということもあり、生徒たちの大きな経験となりました。
『馬と人の両方に優しい空間を目指す「TCCセラピーパーク」』
「TCCセラピーパーク」は滋賀県栗東市六地蔵にある、ホースシェルターと乗馬施設を兼ねた日本でも数少ない場所です。ホースシェルターとは競走馬として活躍していた馬が引退した後や、骨折などの怪我で走れなくなった場合の受け入れ先になります。
そして「TCCセラピーパーク」はこうした馬とふれあうことで人が癒やしや学びを得ることができる場所として運営されています。全国的に見てもまだまだ少ない施設であり、認知度も低いことから、産学連携でPR動画を制作することになりました。
『依頼の内容を達成するための構成から自分たちで作り上げていく』
実際の仕事で映像制作をする際の取り組みと同じように、当日の動きや撮り方をまとめた構成や使用機材の準備などを事前に行うことから生徒自身で取り組みました。
普段講義で勉強してきたことを発揮する場として、生徒たちも気合いが入ります。
『場面にあった撮影方法を行う手順も学べる』
今回のイベントでは参加者であるお子様が施設で最初に集合して挨拶を行うところから、厩舎の清掃体験、馬に乗ってふれあいながら体を動かす時間、感想を発表する時間といったいくつかの場面がありました。
その場面に応じてどのカメラを使うのか、マイクをどう扱うのか、どの位置から撮影するのかを適切に判断する必要があります。
事前に手順を組み立てることも必要ですが、現場の様子や被写体の動きに合わせて、ベストな判断をする難しさを感じ、そこから工夫するための知識を学びます。
『実際の現場で撮影する際の空気を肌で感じる』
しっかりと準備をしていても、現場の空気感や動きによって臨機応変に対応できる力が仕事では求められます。
今回の場合は動きのある馬や人を撮影することになるため、事前に想定していた撮影が難しい場面もありました。そうした場合でも柔軟な対応ができるように、現場に講師も同伴して指導を行いました。
思わぬ行動や天候、アクシデントに対してどうすればいいかを学生同士で話し合いながら決めることでチームワークの育成にもつながります。
『インタビューなども自分たちで実施し、映像で言葉を伝える』
映像制作では撮影だけでなく、経営者の方や施設で働くスタッフの方たちへインタビューを行い、働きがいや魅力、馬と人との共生についての思いを語っていただきました。
インタビュー内容はもちろんですが、当日どこで撮影するのか、どうすればその人の魅力が伝わる質問の仕方ができるのかを考える必要があります。
『人に喜ばれる映像を作るために必要なことを実践的に学べる有意義な機会』
「実践コース」の一つの成果として今回の撮影に臨んだ学生たちは、現場でさまざまなことを学べたのではないでしょうか。
ご協力いただきました、TCCセラピーパークの関係者の方々、当日イベントに参加された方々にお礼を申し上げます。
学生にとっては、依頼された方が満足する、人に喜んでもらえる映像作品を作ることの難しさと、それを乗り越えた先の達成感を味わうことのできる貴重な機会になったかと思います。
映像制作実践コースのみなさんお疲れ様でした!