こんにちは、バンタンデザイン研究所キャリアカレッジです。
今回は先日行われた、プレスクール の様子をお届けします。
プレスクールとはキャリアカレッジへ入学予定の方が、入学前に様々な分野の授業を体験し、他分野とのコミュニティーを広げ、これから挑む「クリエイティブ」への見識を深める特別授業です。
今回のプレスクールの内容は「フォトグラフィ」です。
写真は、人物や風景、物の持つ魅力を伝える為の手段として、あらゆるデザインとクリエイティブに親和性を持ちます。
そんな日常的に目にしている「フォトグラフィ」の世界とその魅力について、現役のフォトグラファー/写真家として活躍しバンタンで講師もつとめる、山田昭順 氏に講義いただきました。
まず始めに山田講師はワークスの紹介とともに、自身の経歴を話します。
写真との出会いから始まり、そこで選んだ道と挑戦、学び、そして現在に至るまでと様々で、こうしたプロが当時に抱いていた感情や選択、その結果についてを聞けることも、プレスクールの魅力です。
また、ここ数年のスマートフォンやSNSの普及により、「写真を撮る機会」と「人に見せる機会」が非常にカジュアルになっていると話し、その中でプロの目線で「良い写真とその良い理由」について、見かたと撮り方についてのレクチャーを行います。
その内容を踏まえて実践へと移り、参加者同士が被写体となり「人物撮影」を行いました。
プロによるレクチャーと、現場の環境/機材での実践は、少し緊張感もあったのでは無いでしょうか?
そして山田講師は最後に総括とともに、写真が「 写すもの 」について話します。
それが「真実」を写したものか、「嘘」を写したものかは、フォトグラファーや情報発信する側に委ねられていると話します。写真の画角や明るさ、写り込んでいるモノが全てとは限らないと続け、こうした写真の写す「表」だけではなく、裏側に潜むメッセージにも思いを馳せながら、日常で目にする写真を見ていくことでクリエィティブの感覚は養われると伝えます。
今回のプレスクールでは、フォトグラフィの世界とその魅力、それをどう見ていくかに触れる内容をお届けしました。
街中や雑誌、WEBやSNSに写真がありふれる今だからこそ、「意識」して写真を撮る/見ていく事の大切さを知ることが出来たと思います。