先日、放送作家の白武ときおさんをゲスト講師に招き、在校生限定トークイベント
「放送作家のしごとのすべて~令和の映像コンテンツの仕掛け術~」が開催されました。
白武ときおさんは、地上波バラエティ番組や芸人の YouTubeチャンネルで引っ張りだこの人気若手放送作家。
放送作家という仕事や、放送作家になるために必要なこと、求められていることを、ロールプレイングゲームに例えて語ってくれました。
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「放送作家にはアイデア、センス、クリエイティブが必要ですが、最初はなくて当たり前です。
ですから、トライアンドエラーあるのみ。トライして、どんどんレベルを上げてセンスを磨き、マップを進めるしかありません」
「放送作家になりたいなら、どうやればなれるかを考える。それが放送作家です。自分で仮説を立て、やってみて答えを見つける。
チャンスがありそうなところに入り込む方法を探して実行してみることが大事」
そう話す白武さんが放送作家になったきっかけは、あるイベントでの出会い。
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もともとテレビが大好きだったという白武さんには、「テレビの仕事に就きたい」という
夢がありました。大学2年生の時に参加したイベントで、たまたま隣に放送作家が座って
いたので「放送作家になりたいです」とその方に話しかけ、一緒に仕事をさせてもらうこ
とに。初めて参加した仕事で出会った人から、次の仕事を一緒にと声をかけてもらい、そ
れがつながって現在になっているそうです。
最初の出会いからしてとても幸運だったように見えますが、「イベントに参加する」「自
分から声をかけてみる」というアイデアと行動、そして勇気があったからこそチャンスを
掴めたと言えます。
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白武さんは23歳でテレビの人気バラエティ番組に参加しました。その一方、YouTubeで
も多くのチャンネルに関わっています。
?両方を知っている白武さんは「テレビは席が少ない椅子取りゲーム。
YouTubeは現状、人材不足なので若手でも活動できるし、若手でも、チーフ的なポジションでできる。
テレビだけを目指すよりYouTubeから始めてみるのがおすすめ」と、入りやすいマップを提示。
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その一方で、もしテレビを目指したい場合はどうすれば入り込めるかについてもアドバイス。
「この現場で仕事をしたい」という生徒が進むべきマップの方向を示してくれました。
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?けれど、そこに入れても終わりではありません。「どんどんレベル上げして新しいマップに進もう」
「テレビ、YouTube、ドラマ、ラジオとさまざまな現場を体験することで、自分の引き出しが増える」と、攻め続ける大切さを伝えます。
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人気放送作家として常に新しい、そして面白いネタを出し続ける白武さん。
いったいどうやってアイデアを生み出しているのかも生徒たちの知りたかった部分です。
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?そんな生徒の質問に、私生活や現在の仕事に役立っている過去のルーティーンのほか、情報の探し方まで公開してくれました。
このトークイベントに参加した生徒の中には、さっそく真似している人もいるはずです。
?白武さんは、トークイベントの中で何度も「レベルを上げて、マップを進めよう」と繰り返しました。
レベルの上げ方、マップの進め方はいろいろですが、白武さんが語ってくれた数々の「情熱を支えに、勇気をもって起こした行動」は、生徒たちの指標になるはず。
「次にするべきこと」「できそうなこと」のヒントが見つかったのではないでしょうか。
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