22.01.08 24.04.04 更新

グラフィックデザインコース卒業生 佐藤春香さんにインタビュー!

学生インタビュー
東京校

 

バンタンデザイン研究所 キャリアカレッジ卒業生で現在デザイナーとしてご活躍されている佐藤春香さんのインタビューをお届けします。

 

 

 

───バンタンデザイン研究所キャリアカレッジに入学したキッカケは?

 

元々趣味でイラストを書いていてデザイン全体的に興味があったので、短期大学ではプロダクトデザインを専攻しました。ただ、就活のタイミングでまだ自分がやりたい事が決まっていなかったのと、自分にデザインは出来ないと諦めてしまい、IT企業に入社しました。そこでは進行や運用管理をするディレクターやっていました。でも、クリエイティブなものを見ながら仕事をしていたのでやっぱりデザイナーに挑戦してみたい!と3年目くらいの時に思い、バンタンへの入学を決めました。

 

 

 

 

 

 

───バンタン在学中はどのように過ごしていましたか?

 

今とは違う速習コースという短期間で学ぶコースだったので、正直課題とプレゼンの準備で忙しかったです。

 

作品制作では、同じ課題に取り組んでもクラス皆のデザインがひとそれぞれ違うので学びがより多かったです。時々、皆との差を感じて落ち込むこともありましたが今となってはそれがいい刺激となり、モチベーションをキープしやすいポイントになっていたなと感じます。

 

また、教科書通りに学ぶのではなく実践的な授業だったので、自分がどういうデザインが好きでどうゆう考えを持っているのかなど、改めて自分を見つめ直す大事な時間でもありました。

 

そこで培った発想力や企画力など01を創る力が今に活きています。

 

 

 

───就職活動はどのように進めましたか?

 

正直その時もまだ、自分がどういうデザイナーになって何をやりたいのかが定まっていなかったのでポートフォリオの作成には苦戦しました。卒業の3ヶ月前から動いて全部で13社くらい受け、幅広くデザインに関われるようにWEB系の制作会社に入社しました。今となればもっと先生に相談をすれば良かったなと思いますが、当時はそれが苦手で上手くできなかったんです。先生は相談したら親身になって聞いてくれるとは分かっていたんですけどね。皆さんは出来る時に沢山相談した方がいいですよ!

 

 

 

 

 

 

───フリーランスになったきっかけは?

 

腰を怪我して、長時間労働が厳しくなったのがきっかけです。働き方を変えて、自分に合うリズムでやりたいなと思い独立を決めました。特につてなどは無かったので、積極的に営業をして活動の幅を広げていきました。

 

ありがたいことに、SNSのフォロワーさんからの依頼がありましたが、それだけでなく自らクリエイターの集まりに積極的に参加していきました。

 

例えばクリエイターEXPOで様々な企業様と商談させていただいたり、個人開催のイベントへ参加したりしましたね。

 

そこでは繋がりを作るだけでなく、自分がどんな事をしていて何が好きなのか等皆に話して沢山知ってもらえる様にしました。そうすることでお仕事の紹介がもらえたり、イベントやコンペのお知らせをいただける機会が増えていきました。SNSの活用や名刺を一工夫するなど、様々な場所で自分をしってもらえるような仕組み作りは大事ですね。

 

 

 

───今のライフスタイルは?

 

旦那さんがカレンダー通りの休みなので同じサイクルで休んでいます。週に何日働くか等は特に意識していませんが、夜遅くまで働かず休憩や定時の時間を決めるようにし、メリハリをもって働いています。自分の時間も大事にできるのが嬉しいですね。

 

 

 

───普段お仕事を受ける時に意識することは?

 

今の自分を客観的に知れる機会なので、必ず何故自分に声をかけてくれたのか聞くようにしています。

 

また、普段メールでのやり取りが多いのでお互いのイメージがズレないよう、コミュニケーションを密に図ることを特に意識しています。以前、クライアントさんとのイメージが違っていたことが制作の終盤で発覚した経験があり、そこから意識するようになりました。例えば、「かわいい」のイメージも認識は人によって様々で、言葉の解像度を高めていくと実は「かわいい」という言葉ではなく、「ふしぎ」や「かっこいい」などのニュアンスの方が合う場合もあります。自分の中で色んな方面から咀嚼をし、その言葉の解像度を高めるためにピンタレストの画像を使用し認識を合わせていく作業を必ず行います。

 

 

 

 

 

 

───今回入選された「ゆうちょマチオモイカレンダー2022」のコンペについて教えてください!

 

今回はコンセプトに惹かれて応募しました。

 

私は福島県出身で、2011年の東日本大震災があった直後に仕事で東京にでてきました。その時に出身地を福島と言えず、ずっと会津出身と言っていたんです。震災当時何も出来なかった自分と福島出身と言えていなかったことに申し訳なさをずっと感じていました。そこでこのコンペを知った時に何か恩返しができるかもしれないと思ったんです。

 

 

 

 

 

※ マチオモイ帖とは、全国のクリエイターが、自分にとって大切なふるさとの町、学生時代を過ごした町や今暮らす町など、想いが詰まった町を自分の目線で切り取り、小さな冊子や映像にして展覧会等で届けるプロジェクトです。

 

 

 

 

 

せっかくなので、普段あまりピックアップされていないものを皆さんに知ってもらいたいなと思い、私の好きな「会津絵ろうそくまつり」をデザインすることにしました。

 

両親はもちろん、最近連絡をとっていなかった友人も喜んでくれたので少しは恩返しができたかな、ととても嬉しかったです。

 

今後もコンペ等は積極的にチャレンジしていきたいと思っています!

 

 

 

───今後の目標は?

 

イラストをメインに、WebDTPデザインや動画など手法や媒体を問わず一貫して依頼してもらえるようなクリエイターになりたいと思っています!

 

 

 

───最後にこれからデザイナーを目指す時方へアドバイスをお願いします!

 

課題に取り組むだけでなく、カフェや美術館等他の人が作ったものに触れる機会を増やす事が大事だと思います。新しいものが生まれるタイミングは、色んな発想が掛け合わされた時にだと思うので。もちろんそれは普段の何気ない会話の中から生まれることもあります。授業で教えられた事を受動的にただやるだけでなく、自分で行動して色んな事を吸収していければ未経験からでもデザイナーを目指すことはできますので皆さん頑張ってください!

 

 

 

 

PROFILE

 

佐藤春香(さとう はるか)

 

IT企業で働きながらバンタンデザイン研究所 キャリアカレッジ グラフィックデザインコースへ通学。

 

在学中から就職活動をスタートし、WEB制作会社へデザイナーとして就職。その後、株式会社CCレマンへの転職を経て、現在フリーランスデザイナーとして活動中。

 

 

■受賞歴

 

ゆうちょマチオモイカレンダー2022入選。

 

Instagramhttps://www.instagram.com/haruiro8110

 

HPhttps://haruiro8110.net/

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